ガオガエン [編集]
No.727 タイプ:ほのお/あく 通常特性:もうか(HPが1/3以下のときに炎技の威力が1.5倍になる) 隠れ特性:いかく(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、場に出ている相手全員の攻撃を1段階下げる) 体重:83.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
| いかく炎 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計 | 特性 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ガオガエン | 95 | 115 | 90 | 80 | 90 | 60 | 530 | もうか/いかく |
| ウインディ | 90 | 110 | 80 | 100 | 80 | 95 | 555 | いかく/もらいび/せいぎのこころ |
| Hウインディ | 95 | 115 | 80 | 95 | 80 | 90 | 555 | いかく/もらいび/いしあたま |
| Pケンタロス炎 | 75 | 110 | 105 | 30 | 70 | 100 | 490 | いかく/いかりのつぼ |
第七世代の御三家で、攻守ともに優秀なほのお×あく複合。同複合のヘルガーとの差別化は考えなくてよい。
数値としては鈍足寄りの物理アタッカーながら、いかくにより実際の物理耐久はかなり高い。
弱点も物理寄りで被害が軽減されやすく、交代技も習得するので、単にガオガエンを出し入れするだけでも有利を築ける場合も多い。
特にいかくの恩恵が大きいダブルとの噛み合いが非常に強く、登場以来トップメタを張り続けている強豪。
あく複合によりいたずらごころを無効にし、ちょうはつ・アンコールといった厄介な技を牽制し、逆にこちらから変化技を使いやすいのも強み。
シングルにおいてもクッション型として運用可能で、御三家でも屈指の完成度と採用率を誇る。
チャンピオンズではSVまでで採用率が高かったとんぼがえり・はたきおとすが没収。他はブレイズキックを再習得した程度。
交代技はすてゼリフがあるが、タスキやがんじょうを潰しつつ交代できなくなった点が痛い。
なげつけるを除けば悪技の瞬間最大火力も低下している。
一方で初期環境ではゴーストテラスタルやおんみつマントによるねこだまし対策もないため、ねこだましの信頼性が上昇。
依然としてダブルでは最上位の使用率を保っている。
特性考察 [編集]
- もうか
- 御三家+バオッキーの準専用特性。HPが1/3以下でほのお技の威力が1.5倍。
数値としても耐久は高めなので、殴り合っている間に自然と発動圏には入りやすい。
しかし素の火力は中の上程度で、主力が反動技のフレアドライブなので自分も倒れてしまう。
何よりいかくが優秀かつ採用意義に直結するので、基本的に候補外。
- いかく
- 場に出た時に相手の攻撃ランクを1段階下げる。ダブルでは相手全体に有効。
発動後の実質的な防御種族値は無振りでも145、全振りで161相当。
ガオガエンの耐性や習得技と上手く噛み合っており、基本はこちら。
すてゼリフを覚えるので繰り出し回数を稼ぎやすく、トレースやミラーアーマーで跳ね返されてもリセットが可能。
シングルにおいてもタイマン性能の底上げ、クッションとしての役割の強化、おにびや他のいかくを重ねて物理アタッカーを無力化など、用途は多彩。
能力ポイント考察 [編集]
| 配分 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 性格 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| HA物理 | 32 | 32 | - | - | - | 2 | いじっぱり | 基本型。反動技が多いため、Hに振る。 |
| HB耐久 | 32 | - | 32 | - | 2 | - | わんぱく | いかく+交代技(すてゼリフ)を利用して回す。 おにび採用で物理耐久はさらに上昇する。 |
| HD耐久 | 32 | - | 2 | - | 32 | - | しんちょう | 優秀なタイプを活かし特殊霊・悪等に役割を持ち場持ちを良くする。 ダブルバトルで、いかくで弱体化できない特殊の前でも耐えられるようにするため使われる。 |
技考察 [編集]
| 物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| フレアドライブ | 炎 | 120(180) | 100 | 火傷10% 反動1/3 | タイプ一致技。高火力だが、反動が痛い。 |
| DDラリアット | 悪 | 85(127) | 100 | 能力変化無視 | タイプ一致技。相手の防御・回避の上昇を無視できる。 下降補正も無視する点に注意。 |
| じごくづき | 悪 | 80(120) | 100 | 2ターン 音技封じ | タイプ一致技。相手のガオガエンのすてゼリフ、ハイパーボイスやほえるなどを阻止する。 鈍足なので実質的に1ターンしか効果がないことが多い。 |
| なげつける | 悪 | 10~130 | 100 | 持ち物消費 | タイプ一致技。でんきだまでの麻痺撒きによる素早さ調整が主。 |
| インファイト | 闘 | 120 | 100 | 防御・特防↓ | 対岩悪。特にバンギラス。高威力かつゴーストを呼ばないので通りやすい。 デメリットが鈍足高耐久と相性が悪いため、撃ち逃げ向きか。 ダブルではミラーが発生しやすいため、ミラーに勝ちたいなら。 |
| ドレインパンチ | 闘 | 75 | 100 | HP吸収1/2 | 追加効果が優秀。タイプ不一致だが、ビルドレインも可能。 |
| けたぐり | 闘 | 20~120 | 100 | 相手の体重依存 | 対岩悪。デメリット無しだが、相手依存で威力が不安定。 |
| じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対炎岩毒。広範囲のサブウェポン。ダブルでは味方を巻き込む。 |
| かみなりパンチ | 電 | 75 | 100 | 麻痺10% | 対水飛。特にギャラドスやマリルリへ。 |
| ねこだまし | 無 | 40 | 100 | 怯み100% | 唯一の先制技。タスキやコンボ崩しに。ダブルでは必須技。 シングルでも交代技と併せて利用できる機会は多い。霊は呼びにくいので通しやすい。 |
| 特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
| バークアウト | 悪 | 55(82) | 95 | 特攻↓100% | ダブル用。タイプ一致技。追加効果が優秀。みがわり貫通。相手全体攻撃。 |
| 変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
| すてゼリフ | 悪 | 100 | 唯一の交代技。相手の攻撃・特攻を下げつつ交代。いかくと好相性。 | ||
| おにび | 炎 | 85 | 物理アタッカー対策。交代読みで。 | ||
| ちょうはつ | 悪 | 100 | 起点回避や耐久型の機能停止に。搭載するならS調整したい。 | ||
| つるぎのまい | 無 | - | 攻撃を強化。相手の高速再生による受けを許さない。 | ||
| ビルドアップ | 闘 | - | 攻撃・防御を補強。居座りを重視するなら。ドレインパンチ・きゅうけつと相性がよい。 | ||
| みがわり | 無 | - | 変化技対策や、もうかの発動に。 | ||
| ほえる | 無 | - | 起点回避技。みがわり貫通。強制後攻だが、元が鈍足寄りなので気になりづらい。 | ||
| てだすけ | 無 | - | ダブル用。味方の火力強化。耐久に多めに振って味方のサポートに主軸を置くなら候補。 | ||
| バトンタッチ | 無 | - | つるぎのまい、ビルドアップ、ニトロチャージなどと併せて。 | ||
| 採用率の低い技 |
型考察 [編集]
物理アタッカー型 [編集]
特性:いかく
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
能力ポイント:HA32ベース BDS調整
持ち物:いのちのたま/もくたん/くろいメガネ/オボンのみ/こだわりスカーフ
確定技:フレアドライブ/DDラリアットorじごくづき
優先技:すてゼリフ
攻撃技:じしん/ドレインパンチorインファイト/かみなりパンチ/ねこだまし/オーバーヒート
変化技:つるぎのまい/ビルドアップ/おにび/まもる/みがわり/ちょうはつorほえる
相性補完に優れた2つの一致技を軸に戦う。
場持ちを活かして積むもよし、いかくをフル活用してサイクルを回すもよし。
繰り出す度に使えるねこだましは一見有用だが、シングルではタスキ潰しや一部の確定数ずらし程度の削りにしかならないため、優先度はあまり高くない。
ほのお技は基本的にフレアドライブ一択。
高めの耐久が削れるのは痛いが、ほのおのパンチやブレイズキックではまったく火力が足りない。
いのちのたまを持たせるならゆうかんにしてオーバーヒートを採用するのも手だが、あくまでもサブウェポン扱いとして認識したい。
クッション型 [編集]
特性:いかく
性格:わんぱくorのんき/しんちょうorなまいき
能力ポイント:H32 BorD32
持ち物:オボンのみ/たべのこし
確定技:すてゼリフ
優先技:おにび
攻撃技:フレアドライブorやけっぱち/バークアウト/ねこだまし/じならし
変化技:ちょうはつ
いかく+交代技(すてゼリフ)を活かし、相手の決定力を削いで積みエースを着地させたり、メガストーン持ちなどの強力なアタッカーを回していく。
種族値や特性に沿ったB振り、特殊技がメジャーなエスパー・ゴースト受けとしてのD振りから選択。
B振りの場合、おにびはほぼ確定。いかくと併せて対物理への役割が強く持てる。
素早さに下降補正をかける性格を選択する場合、「後攻すてゼリフを狙う」「特殊技を採用し火力アップを狙う」など、明確な目的を持たせること。
【ダブル】基本型 [編集]
特性:いかく
性格:しんちょう/いじっぱり/わんぱく
能力ポイント:下記参照
持ち物:オボンのみ/ヨプのみ/イトケのみ/シュカのみ/たべのこし
確定技:ねこだまし
優先技:すてゼリフ/フレアドライブ/DDラリアットorじごくづきorバークアウト
選択技:まもる/おにび/ちょうはつ/てだすけ/インファイト
シングルとは異なり、ねこだましが採用理由のひとつであるため確定技となる。
いかく+ねこだましの両立により、交代するたびに大きなアドを稼げる。
とんぼがえり・はたきおとすの没収、とつげきチョッキやぼうじんゴーグルの未解禁など様々な弱体化を受けているが、
同時に汎用火力アイテム、クリアチャーム、おんみつマント、テラスタル(ゴースト)の未解禁によって立ち回りやすくなったことで、いまだに採用率は高い。
- 性格・能力ポイント振りについて
- 繰り出し回数を上げ、サイクル性能を最大限に活かす耐久特化が主流。
アタッカーとしての役割も担わせる場合のみ、仮想敵に合わせた最低限の火力を持てるよう調整する。
ガオガエンミラーを想定する場合、「ねこだましを先手で撃つためにわずかにSを振る」「後攻すてゼリフを狙いSを落とす」のどちらを重視するかで調整を決める。基本的に前者が多い。
またチャンピオンズにおいてはとんぼがえり没収により交代技がすてゼリフ一択になり、はたきおとす没収により採用される悪技も分散したため、
上からのじごくづきですてゼリフやバークアウトを封じる、または相手のじごくづきより先にすてゼリフやバークアウトできるS振りの優位性が増している。
- しんちょう(HDベース)
場持ちのよさを最大限まで高めた選択。
火力・素早さを大きく犠牲にする一方、滅多なことでは処理されなくなり、相性不利な相手にも強引に居座れるため、自身のサポーター適性を十分に発揮できる。
- わんぱく(HBベース)
基本的にはHDベースと同じだが、繰り出す物理からの役割破壊への耐性を重視した型。
いかくが意味をなさない特殊アタッカーからの攻撃は耐えにくくなる。能力ポイント配分と被ダメージの目安
- いじっぱり(HA・HB・HDベース)
仮想敵への遂行に必要なAを確保したい場合、補正を攻撃にかけた方が能力ポイントが少なく済む場合が多い。要計算。
ちなみにAに割く能力ポイントを5にするとA実数値は11nの154となり、Aが11nの最低ラインはこの調整となる。
- 持ち物について
- サイクル性能をさらに強化するために耐久を補強する持ち物が基本。
- オボンのみ
耐久補強の基本的な持ち物。
初期環境ではとつげきチョッキが未解禁のため必然的に主要な選択肢となっている。
- ヨプのみ・イトケのみ・シュカのみ
主にオオニューラ・イダイトウ♂・ガブリアス対策を厚くしたい時に。
基本的にガオガエンは不利対面は引いてねこだましといかくを再装填するべきであるポケモンなので、安全な引き先がいない、
どうしても彼等の前で行動したい、オボンのみはすでに別のポケモンに持たせているなどの事情があっての採用となる。
また、上記の通りHB型なら主要な型の技は耐えられるため、HDだが彼等の攻撃は耐えたい、またはある程度消耗していても耐えるようにしたいなどの明確な目的で採用したい。
- たべのこし
ガオガエンは上記の理由と技枠の都合でまもるも採用しづらい。
しかし、受け出し+ねこだましで2ターン経つため、2回以上それができる見込みなら回復量はオボンに並ぶ。
相性考察 [編集]
以下の要素から、介護構築の大半と相性が良い。
- 相方の物理耐久を補ういかく
- 相手を足止めし積み技の隙を作るねこだまし
- さらなる耐久補強+おもてなしヤバソチャ等他サポーターへの交代に繋げるすてゼリフ
対ガオガエン [編集]
- 注意すべき点
- 通りのよい一致技に加え、高威力のサブウェポンも備えるうえに攻撃も高め。
数値上の耐久は中の上程度だが、みず以外の弱点は物理寄りのため、いかくで被害を抑えてくる。
変化技も豊富なうえにいかくと相性の良い交代技(すてゼリフ)も備え、特にサイクルを回していく展開に非常に強い。
タイプ特性でいたずらごころと火傷が無効なので、何もさせずに落とすのは難易度が高い。
ねこだましでの足止めが効かないゴーストタイプや、リキキリンなどの先制技を特性で防ぐ相手には悪技が抜群で入る。
特にダブルバトルでは採用率TOP10に入るので、対策必須。
- 対策方法
- 物理耐久の高さはいかくに依存しているので、まけんき持ちや確定急所技持ちなら有利に戦える。
ダブルであればいかくやねこだましの怯みを無効化できるせいしんりょく持ちも有効。
シングル・ダブル問わずサイクル戦が非常に得意である一方、居座り続ける想定の型は数が少ない。
数の多い耐久振り相手の場合は交代を繰り返してくるため、ステルスロックなどの設置技が非常に効果的。
また交代しないと本領を発揮できない性質上、交代先がいなくなった時点で機能停止する。
耐久振りがほとんどでガオガエン自身の火力も高くないため、ダブルではガオガエンを無視して隣を攻撃し続け、
相手の残数を2体にしてしまい低火力な置物にするという、プレイングレベルでの対策も有効。対策ポケモンの一例